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白砂青松

 湘南海岸林は「日本の白砂青松100選」選ばれたクロマツ林です。
「湘南遊歩道路」建設の、昭和初期から植林が始まり、戦後の燃料不足の時代に盗伐にあいますが、それを阻み、保安林として、美観をまもるため努力した、茅ヶ崎・柳島の内藤亀太郎のような善行者も忘れてはならないことです。
その後も、台風による被害、近年、他の地域同様マツノマダラカミキリによって搬ばれるマツノザイセンチュウによる材線虫病などの影響で、枯れがすすみました。

 スマトラ沖地震による、インド洋大津波が多くの被害をもたらせたことは記憶にあたらしいところですが、この調査で海岸樹林帯の存在が津波防御に効果があるということが認められています。

 地球温暖化問題が取り上げられているなか、津波以上に、確率としては「バクダン低気圧」「高潮」が、防災上危惧されます。

 今後とも美しい相模湾の景観と防災に役立つクロマツのために樹勢回復の実験を始めました。
2008年に小川眞先生、伊藤武先生たちの現場ご指導をいただき、雨木先生、平田光雄氏とともに、地元ショウロ菌と木炭とで、菌根を形成させ元気な細根づくりを試す実験を始めました。

 そもそも江戸期から東海道の南に広がる砂丘地帯には、砂地作物作りのため、防砂防風目的でクロマツを植えてきました。
『新編相模風土記稿』―1841年(天保12年)編纂には、「鵠沼・辻堂・茅ヶ崎三村・・松露も此辺に多し云々」との記述がみられ、昭和2、30年代、落ち葉掻きをした若いクロマツ林でたくさんのショウロが採れました。たまに、ハツタケ、アカハツなども。

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